消防ポンプ点検のお願い
皆さんこんにちは!
点検班の大野です
消防設備点検をしていて気になることがあります。
動力消防ポンプ設備の起動確認を行った所
殆どのお客様の所で、ポンプ設備が起動しないが現状です。
起動しないポンプの中には購入後3年目だが、1度しか起動試験を
したことがないものもありました。
なぜ起動しないのか??
原因の一例です。
1.セルスタート設備はついてるが起動せず。
バッテリーの経年劣化やバッテリー液がなく充電されてない等
バッテリーの過剰充電(充電器接続したまま)にてバッテリー本体を壊した。
2.起動用燃料の混合油が殆ど入っておらず起動しない。
予備の油も準備されてない等。
3.真空ポンプ油が適量に対し殆どなく予備の油も準備されてない等。
4.手動&セルスタートどちらも起動せず。
前回起動時のメンテナンス不足でキャブレターの固着等。
油タンクから燃料が流れない(給油管&パイプつまり)等
何らかの理由でポンプを起動させたが、その後の処置不足により起動せず
5.その他
起動はしたが放水用ポンプに動力を伝えるためのベルトが劣化しており
放水圧があがらない等もありました。
動力消防ポンプ設備は通常使用しない為 所有者のみなさん個々に使ったままの状態で
放置されてるのが現状です。これでは緊急事態には役立ちません
お客様には以下のお願いをしております。
通常は価値を生まない設備ですが動力消防ポンプ設備は火災発生時に皆さんの
貴重な財産・生命を守る為に設置されたものですので大至急点検整備を実施し
その後は通常から常時起動が可能な様にメンテナンスを心がけて戴きたい。
自社は大丈夫と過信せず 今一度設置されてる設備の点検お願いします。